さ行 〜店舗家具と什器についての用語集〜
店舗家具や什器についての用語を解説しています。
什器の歴史や著名なデザイナー、用語などを詳しく解説しています。
さ
○サーフェーサー(さーふぇーさー)
エナメル仕上げのときに使う下塗り塗料
○サーペンタイン(さーぺんたいん)
蛇(SERPENT)を意味し、曲がりくねったカーブの形状を表す。一般的には中央に凸部がありその両脇の凹部にがつながっている三連続の曲線の形状を指す。
○サーモウッド(さーもうっど)
薬品などを使わず、熱と水だけを使用した高熱木材乾燥技術により、材料の耐久性と寸法安定性を高めた木材。
○座椅子(ざいす)
和室で用いる脚のない背もたれ用の椅子。
○サイドテーブル(さいどてーぶる)
わきづくえ。机のわき、部屋のすみなどに置く補助的な机。
○サイドボード(さいどぼーど)
洋家具の一種。皿,フォーク,スプーンなどを収納する戸棚と,引出しを備えた食器戸棚,配膳の際のサービング・テーブルserving tableの機能を兼ねた食堂用の家具。
○逆目(さかめ)
木を削るとき、木目にさからって削ること。
○笹杢(ささもく)
木の木目模様の一種。笹の葉が折り重なったような先の尖ったギサギサ模様の杢。
○指金・指矩(さしがね)
工具の一種。金属製で目盛りがついており、材木などの長さを測るのに使われる。L字型をしており、両方の辺(長手と短手(妻手))に目盛りがある。また、内側にも目盛りがある。角は直角を測るために使われる。
○指物(さしもの)
釘や接着剤などの接合材料を使わず、木と木を組み合わせることによって組み立てられる木工のこと。
○座卓(ざたく)
和室に置き、座って使う机。
○佐藤 オオキ (さとう おおき)
家具・プロダクトデザイナー。2002年デザインオフィス「nendo」設立。イタリアの家具ブランドカッペリーニのチーフデザイナーを勤める。日本を代表する世界的デザイナー。
○佐渡箪笥(さどたんす)
江戸から明治にかけて佐渡島で作られていた民芸的な箪笥。時代箪笥の王様。幕末から明治20年ころ間での期間が最盛期
○桟木(さんぎ)
木材を自然乾燥する際、桟積みにして風通しをよくするため板と板の間に挟む角材。
○三脚椅子(さんきゃくいす)
木を三叉(さんさ)に組み、座る部分に布などを張った折り畳みの椅子。
○散孔材(さんこうざい)
木の導管の分布が無差別に散在している材。
○サンディング(さんでぃんぐ)
サンドペーパーをかけて表面を平滑にすること。
し
○シーズニング(しーずにんぐ)
木材は季節によって伸縮を繰り返すので、製材した後、数年、あるいは数十年野積み乾燥させ、四季の気候に慣らすこと。
○椎木(しいのき)
ブナ科シイノキ属の常緑樹の総称。材はやや重硬で、狂いが生じやすい。器具材、建築材、枕木、薪炭などに用いる。
○シェルフ(しぇるふ)
商品を置く棚
○シェード(しぇーど)
電灯やランプの傘
○紫外線硬化型塗料(しがいせんこうかがたとりょう)
紫外線 (ultraviolet) を照射することにより、秒単位の短時間で硬化するもので、鏡面仕上げに適し、テーブルの天板や家具、フローリングなどに利用される。
○システムキッチン(しすてむきっちん)
日本の台所(キッチン)の形態の一種。共通な色・寸法の各種ユニット(収納具、調理・洗浄設備、作業台など)をパーツとして組み合わせ、一枚板の天板(ワークトップ)をのせ、全てが一体となるように組み合わせた台所のこと
○自然塗料(しぜんとりょう)
天然材料を主成分にしている自然塗料。石油系の合成樹脂塗料に比べて、木材の保護という点においては弱い。経年変化を楽しむことができる。亜麻仁油、蜜蝋、柿渋などがある。
○時代箪笥(じだいたんす)
アンティークな和家具の総称。佐渡箪笥や松本箪笥などがある。
○紫檀(したん)
英名はローズウッド。マメ科の常緑小高木。材は周辺部が白、中心部が黒紅紫色で、木目(もくめ)が美しく堅いことから家具材として重用される。
○漆器(しっき)
木や紙などに漆(うるし)を塗り重ねて作る工芸品である。漆をまとった食器の意味であるがそれに捉われない。 漆を表面に塗ることで器物は格段に長持ちする。
○設い(しつらい)
構え作ること。部屋を家具や調度品で飾り付けること。インテリアコーディネートの一種。
○蔀戸(しとみど)
格子を組んで間に板を挟んだ板戸。
○死節(しにぶし)
枯れた枝が幹に包み込まれて出来たもの。抜け節、つまり節穴になることが多い。
○地袋(じぶくろ)
床の間のわきに設けた違いだなの下などにある、小さい袋戸棚。
○四方柾(しほうまさ)
柱用などの角材で、4面とも柾目が通っている木材。
○縞杢(しまもく)
年輪の模様とは異なり、色素によって縞目模様になって現れる杢目
○ジャン・プルーヴェ(1901〜1984)
フランス生まれのデザイナー。1930年にはコルビュジエらと共に現代芸術家組合(UAM)を設立。合理的で無駄の無い構造の家具を数多く手掛けた。
○集成材(しゅうせいざい)
断面寸法の小さい木材(板材)を接着剤で再構成して作られる木質材料。 構造用と造作用に分類され、主に建材やテーブルの天板などの家具素材として用いられる。
○収納家具(しゅうのうかぐ)
生活用品や衣類などを収納しておく家具。たんす・戸棚など。
○手炉(しゅろ)
手を温める時に使う火鉢。
○什器(じゅうき)
日常生活用の家具や器具。
○ショーケース(しょーけーす)
商品を陳列するための、透明ガラスがはまった飾り棚。
○ジョージアン様式(じょーじあんようしき)
18世紀英国のジョージ1世〜3世時代のスタイルを総称して、ジョージアン様式と呼ぶ。優美できゃしゃなフォルムも持ち、ハート型や楕円形、盾型などのイスの背を持つデザインが特徴。
○ジョージネルソン(1908〜1986)
アメリカ生まれのデザイナー。建築やプロダクトデザインなど幅広い分野で活躍した。
○床几(しょうぎ)
細長い板に脚を付けた簡単な腰掛け。
○庄内箪笥(しょうないたんす)
山形県の庄内及び鶴岡地方で作られていた箪笥。
○状箱(じょうばこ)
書状箱の略称。手紙や書類を入れておく箱。
○錠前(じょうまえ)
「鍵」と「錠」のセットを「錠前」と呼ぶ。
○書架(しょか)
書物を並べて置く棚。
○食卓セット(しょくたくせっと)
ダイニングテーブルと椅子をセットにしたもの。
○燭台(しょくだい)
蝋燭を立てて燈す台。ロウソク立て。
○白木(しらき)
塗装を施さない木材。
○人工乾燥(じんこうかんそう)
機会を使って短時間で木材を乾燥させる方法。燻煙、電気、真空乾燥などの方法がある。
○心材(しんざい)
木の幹の内部の年輪が年を経て堅くなった紅・黒茶色等の部分。
○芯材(しんざい)
家具の骨組みに用いる木材。
○神代木(じんだいぼく)
埋れ木のなかで火山灰などで青黒褐色に変色した珍奇な銘木。
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○吸付き桟(すいつきさん)
蟻形に掘ったホゾ穴に桟を差し込んで無垢板の反りを防止する技法。
○末口(すえくち)
丸太などの細い方の端。また,細い方の切り口およびその直径をもいう。
○姿見(すがたみ)
全身を移すことができる縦長の鏡。
○杉(すぎ)
幹がまっすぐに高く立つ、すぎ科の常緑高木。日本特産。材は柔らかで、ぬれても腐りにくいので、建築材・器具材・船材等に使う。
○スタッキングチェア(すたっきんぐちぇあ)
積み重ねることができる椅子。(スタッキング=積み重ねる)
○スツール(すつーる)
背もたれのない一人掛けの椅子。
○簀の子(すのこ)
太い木の角材の上に薄い木の板を直角に打ち付けたもの。
○スプリングマットレス(すぷりんぐまっとれす)
バネの反発力を利用したマットレス。
○墨壺(すみつぼ)
大工・石工などが直線を引くのに使う道具。一方に墨を含ませたもの(=墨池(ぼくち))を入れ、他方に糸(=墨糸・墨縄)を巻きつけた車をつけ、糸が墨池をくぐるようにして、糸の先にある小さな錐(きり)を加工材の一端に刺し、糸をぴんと張って引き放つと直線が引ける。
○スライドベニヤ(すらいどべにや)
希少性の高い美しい木目を薄くスライスした突き板のこと
○スライド蝶番(すらいどちょうばん)
蝶番と座金(マウント)が分離した金具で、扉側に取付けた蝶番を本体側に取付けた座金にかぶせ、ネジで締付けて固定させる。特徴は、扉を取付けたときドライバー一本で容易に微調整が出来ること。
○スライドレール(すらいどれーる)
引き出しの開閉をより軽やかに機能させるために取付ける金具。
せ
○成型合板(せいけいごうはん)
薄い木材の単板を、型にはめて曲面状に形作りながら積層接着した合板。
○背板(せいた)
腰掛けなどの、人の背が当たる部分に取り付けられた板。
○静電塗装(せいでんとそう)
塗料を噴霧する際、静電気を帯電させ、被塗物に効率良く塗料を付着させる方法。
○整理箪笥(せいりだんす)
衣類や小物を整理して収納しておく箪笥。
○膳(ぜん)
食器や食べ物を載せる台。
○センターテーブル(せんたーてーぶる)
リビングや応接室などのお部屋の中央(センター)に置かれるテーブルです。
そ
○ソーイングボックス(そーいんぐぼっくす)
裁縫道具を入れておく箱。
○ソープフィニッシュ(そーぷふぃにっしゅ)
石鹸を使って仕上げるヨーロッパの伝統的な塗装方法。
○造作材(ぞうさくざい)
建築内部の仕上げ材・取り付け材の総称。化粧材とも呼ばれる。
○底板(そこいた)
箱や引き出しの底になる板。
○ソファ(そふぁ)
背もたれのあるクッションの効いた椅子。
○ソファベッド
背もたれを倒してベッドとして利用できるソファ。
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